スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

1. 帰国

2006年10月03日 02:14

日本航空005便。
定刻より僅かに早く到着した成田は、まだ汗ばむ位の気温だった。

僕は疲れていた。
13時間の時差の彼方から、エコノミーのシートに括られていれば、それは誰でも苦痛だろう。
帰国便搭乗前の丸一日、寝ていない。
まぁ、これは望んでした事だ。
とにかく眠ろうと思った機内では、早々に睡眠を諦めた。
前日部屋を出る前に浴びたシャワーからも随分と時間が経ち、ベタ付く顔、髪。
同じ頃に磨いた歯も、重い荷物も、全部捨てたかった。

しかし朦朧とした意識の中にも、「ありがとう。」の言葉と共に受け取った感触は、しっかりと覚えている。

憶えているからなおさら、とにかく苛立っていた。
もう止めたと思った煙草を土産の中から一つ引っ張り出し、立て続けに3本、吸ってみた。
押し寄せる眩暈の中、僕は泣きそうになっていた。
「戻りたい…」繰り返しそう思っていた。

IMG_0564.jpg

IMG_0569.jpg



FC2 Blog Ranking

多少の事実を基に、創作を加えて小説風に書いてみようかという試みです。
ちょっと重い始まり方を取りましたが、これから書いていく事に共感して頂けるものが、
少しでもあればまぁ成功かなぁと。
応援、よろしくお願い致します。

写真の解説なんか、追加しておこうと思います。

○JFKで出国手続き(ゲート1)を終えて中に入ると、
このような傷ついた国旗を持つ"手"達に迎えられます。
意味深いオブジェです。

○離陸上昇していく機体。ちょうど足を引っ込めるところです。
確か著者が、現地で最後に納めた画像ですね。


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://inisideloser.blog77.fc2.com/tb.php/1-4d360654
    この記事へのトラックバック


    最近の記事


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。