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15. 追随

2006年12月20日 02:35

まだ雨脚は強くなく、殆ど濡れずにグランド・セントラルに着いた。
彼女は傘を持っていない。

時間が早いせいか、それほど席も埋まっていない店内。
赤と白のチェック柄の派手なテーブルクロス、照明は明る過ぎない適度の暖色系。
想像通りのアメリカンダイナーだ。

奥側端の席に案内されると、そのエリアを担当するウェイターに、
取り合えず乾杯したい旨を伝えてビールだけオーダーする。
彼はカオリに向き直り、決まったら呼んでくれとウィンクして彼女の側を離れた。

その後も彼女の方しか見ないウェイターは、
オススメの牡蛎を数種類をチョイスしてもらうオーダーに、
「君の為に選んだよ。」と、僕の存在がないかのように去っていく。
数瞬経ってお互いに顔を見合わせ、声を出して笑う。
彼のお陰で緊張がほぐれていた。

追加した牡蛎とメインプレート、カリフォルニア産のシャルドネを2本空け、
プライベートな事までずっと話をした。
(Jumbo Shrimp Salad with Sauce Piquante and Julienne of Leeks. =
長ったらしいけど、特大エビの辛味ソース・ポロ葱の千切り添えって感じ。
牡蛎はオレゴン産のKumamotoって言う品種が気に入った)

僕はつまらなくさせるのを恐れ、肝心な事をまだ言い出せなかった。

2時間程の食事を終えチェックを済ませると、先程のウェイターは僕に、
カオリには分からないよう意味ありげなウィンクをして見せた。
がんばれよ、そういう事なのだろうか。
彼に笑顔で礼を言う。
店の外には行列ができている。

まだ20時前だ…
もう一軒行こうという僕の誘いに、当然という風に前を歩いていく彼女。
僕は傘を持って後を追う。
少し歩き、41stの「ちよだ鮨」に落ち着いた。

↓生牡蛎最高でした。一押しよろしくです。↓
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